セラピーシューズ

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Nice!

秋冬のmod8子供靴です。これとお揃いのママの靴が春夏コレクションで入荷します。

足を手術した後、どんなに腫れていても、石膏が巻いてあっても履ける靴があります。セラピーシューズと言ってドイツやスイスで作られています。アッパー(甲の部分)はメッシュ素材の布でマジックベルトで自由に固定できますし、ヒールも簡単に脚長差の為の作業が出来るようになっています。つま先は開放されていますがカバーもお揃いのデザインでついてきます。もちろんインソールが入ります。

10年ぐらい前にこれを初めて見た時にこんな靴は病院の売店ぐらいでしか売れないのではないか?と思ったのですが、昨日も足の腫瘍を取り、皮膚移植された方が「介護用の靴しか足に入らないのでがまんして履いていたら股関節や膝がいたくなりました。」とご相談に来られました。

術後の腫れはだいたい1年ぐらいで治まることもありますし、再度の手術を控えている方もいるので、たった1年の為にオーダーシューズを作ることもないですし...見た目よりも楽に履けて、なるべくお安いものというとこのセラピーシューズしか思い当たりません。日本には在庫がないらしいのでドイツから輸入してみます。

サイズを22ぐらいから28センチぐらいまで揃えても売れるのはきっと1年に数足だと思いますが「あなたに紹介できるものは当店にはありません。」というのはとても心苦しいので赤字になっても入れておこうと思っています。だってお客様が杖をついていたり、病院からタクシーで当店まで来られているのに何の役にもたたないのは申し訳ないです。

投稿者: 足と靴と双子 投稿日時: 2007-10-19 (金) 10:26